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ボジョレー・ヌーヴォー! 

「まつり」も目前に迫っているので、今年のボジョレー・ヌーヴォーはおあずけ。そう思って諦めていたら、生徒さんが、差し入れてくれました。

夜、仕事が終わって、スタッフと、ボトルを開けました。
何故か、椅子に座らず、厨房の作業台の上に散乱するパイやテリーヌ、そして、これも生徒さんからいただいたオリーブなどを肴に、いつかしら、場末の立ち呑みの居酒屋さんみたいな状況に。 ボジョレー・ヌーヴォーを飲むシチュエーション。
いろいろあると思いますが、もともと、安ワインです、パリでも、場末のカフェやビストロで、わいわいと開けるのが、真っ当なやり方だと思うのです。今年収穫したばかりの葡萄、それをその年に飲んでしまおうというわけですから、熟成なんてものは求めても意味がありません。

私も、この季節になると、「あれ、つい最近飲んだばかりの気がするけど、また、ボジョレー・ヌーヴォーか。仕方がない。飲むか。」と言い訳をしながら飲むことにしています。

ワイングラスなんて必要なし。
かしこまって飲むワインではありません。古臭いカフェで、コップで飲んだりするほうが、ボジョレー・ヌーヴォーには合っています。何しろ、数十年の歴史しかないものだし、あくまでも、「縁起物」。今年も、葡萄を収穫できました、神様、ありがとう、というくらいの気持ちで飲む、というのが正しいのではないでしょうか。
「今年のボジョレー・ヌーヴォーは・・・」とか薀蓄をかたむけてみても、さて、去年の味なんて憶えているものだろうか、と、思ってしまいます。一杯飲んだら、あとは、同じです。何はともあれ、まあ、飲もうや、というわけです。

「ぎゃははは!」
目前に迫った「まつり」の仕込みから逃避しているのか、厨房に、バカバカしい笑い声が響きます。つかの間の休息。

十数年前、フランスに渡って数ヶ月後の秋。
私は、ようやく安いアパルトマンを見つけ、大家さんに会いに行き、契約を済ませました。16区、セーヌ河まで徒歩1分という、ものすごく高級な場所にもかかわらず、光の射さないこのアパルトマンは、驚くほどの格安物件でした。

契約を終えて外に出ると、もうすっかり暗くなっていました。メトロの駅に向かう途中で「ニコラ」というチェーンのワインショップを見つけたので、中に入ると、ちょうどその日は、ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日、数種類のボジョレー・ヌーヴォーと、ボジョレー以外のヌーヴォーも並んでいました。無事に契約を済ませた記念にかどうか、私は、一番安いボジョレー・ヌーヴォーを一本買い求め、宿に戻ったのでした。安いといっても、一本100円程度のワインばかり飲んでいた私にしてみれば、ちょっとだけ奮発したものとなったことは言うまでもありません。

実は、それが、生まれて初めて飲んだボジョレー・ヌーヴォー。

もちろん、味など憶えていません。
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[ 2006/11/16 22:41 ] 今日の紅茶グマ | TB(0) | CM(0)

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