
「秋の紅茶グマまつり」、無事終了いたしました。
3日間、本当に沢山のお客さまにお出でいただき、スタッフ一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
どうもありがとうございました。
当初は、雨は避けられないかな、と考えていましたが、ふたを開けてみれば、3日間ともお天気。そして、昨日、7時に店を閉めた途端に雨が降り出しました。
「やっぱ紅茶グマ、神がかってるね。」
と、スタッフのシムちゃんが言っておりました。

昨年の「まつり」が終わった時、「大変だったから、来年は、2日間にする!」と宣言したシェフですが、今年になって、秋が近づくと、当たり前のように、3日間のスケジュールを組んでいるではありませんか。そういうものなのか、と、何も口を挟まなかったのですが、昨日、閉店してから、そのことを言うと、「あ?私、そんなこと、言っていたっけ?」と言い出す始末です。
それにしても、いつもは、教室などでのんびりと使われているサロンが、「まつり」の期間中は、まるで別の空間に見えてくるから不思議です。時には、押し合いへし合いで、お客さまには、窮屈な思いをさせてしまったのではないか、と不安ですが、いかがでしたでしょうか・・・?
そして、召し上がっていただいたお菓子は、いかがでしたでしょうか?
また、どのお菓子が一番おいしいと思っていただけたのでしょうか?
一晩明けて、厨房で後片付けをしていたシェフが、ふと呟きました。
「何だか、また、作りたくなってきちゃったなあ・・・。」
そして、お昼に、近くのうどん屋さんで、五色うどん、というものを食べていたシェフが、またひとこと。
「今度のヴァリエテ、五色オペラ、っていうのは、どうかね?」
「5種類のオペラ、っていうこと・・・?」
「・・・やめとこ。」
そして、午後には、必要な器具を買いに、合羽橋へ。
休む間もなく、また、いつもの紅茶グマに戻ってゆくのでした。
さて、結果的に、2ヶ月近くも続けてしまったこのブログも、これでおしまいです。終わってみると、何だか、書き足りないことや、あれもこれも書きたかった、ということがあるものです。名残惜しい気もしますが、また、何かイベントでもあったら、性懲りもなく、期間限定ブログなどというものを始めてしまうかもしれません。その時はどうぞよろしくお願いいたします。
読んでくださった皆さま、そして、紅茶グマまで足を運んでくださったお客様、どうもありがとうございました。
そして、これからも、紅茶グマ焼菓子工房を、どうぞよろしくお願いいたします。

「紅茶グマまつり」も、二日目。
今日は、昨日ほどのてんやわんやぶりもなく、比較的、静かな一日でした。それでも、お客さまがとぎれることはほとんどなく、本当に、どうもありがとうございました。
「昨日、食べてみて、とてもおいしかったので、また、買いに来ました!」
と言ってくださるお客さまも何人かいらして、とても嬉しいかぎりでした。是非、また明日もいらしてください!
それから、「ブログを拝見しています。」と言ってくださるお客さまも多くて、もちろん、嬉しいことこの上ないのですが、何だか恥ずかしい、ということを告白しておきます。
明日はいよいよ最終日。千秋楽です。
まだまだ沢山のお菓子をお出ししますので、是非、いらしてください。
お待ちしております。

始まりました。
「秋の紅茶グマまつり」。
心配だった雨も降らず、それどころか好天に恵まれました。
予想を上回るお客様においでいただき、スタッフ一同、嬉しい悲鳴を上げておりました。
どうもありがとうございました。
焼き菓子も、生菓子も、ジャムも、沢山、お買い上げいただきました。
驚いたことは、皆さま、サイトやこのブログを読んでいてくださっているんだなあ、ということです。中には、スタッフよりも紅茶グマのお菓子に詳しい方までいらしたようで、本当に、ただただ、感謝、の一言です。
「長い一日だったね・・・。」と、シェフが言えば、
「そうですかあ?あっという間でしたけど・・・。」と、スタッフのきみちゃんが答えます。
もっとも、あと、2日、残っています。明日も、明後日も、グマまつり、皆さまのご来店をお待ちしております。
いよいよ、「秋の紅茶グマまつり」、明日に迫ってまいりました。
今日、最後の仕込み、焼き菓子も、生菓子も、そして、ジャムも、まつりの準備完了です。
沢山のお菓子をご用意して、皆さまのご来店をお待ちしております。
夕方、作業をしていたシェフが、いきなり、「何だか、楽しくなってきた!」と、声をあげました。スタッフ、お手伝いの方々、沢山集まり、忙しいながらも、段々、お祭りの気分が盛り上がってきたに違いありません。何しろ、シェフの出身地は、「よさこい」でおなじみの高知です。
盛り上がった気分は元には戻らず、久々に「紅茶グマ日記」を書いていますので、読んでみてください。そして、書き終わると、また厨房へと戻ってゆき、今も作業中です。
「秋の紅茶グマまつり」なんていう名前も、最初は、お菓子屋、いや、パティスリーらしからぬものだと思いましたが、中途半端にこじゃれた名前をつけるより、紅茶グマらしいかな、と思う今日この頃です。子供の頃、夏休みの「東宝チャンピオンまつり」とか「東映まんがまつり」とかいうものがあって、怪獣映画、アニメなどの4本立て、5本立て、なんてものを観に行くのを楽しみにしていたものですが、そんな感じですね、秋の紅茶グマまつり。
何でもあり、っていうことでは、もちろん、ありません。
とにかく、普段、お顔の見えないお客さまと、ほんのわずかでもお会いできたり、お話できたり、そんなことのひとつひとつが、私たちにとっての、「まつり」の楽しみです。
ブログでは、新作生菓子を中心にご紹介してきました。本当は、焼き菓子などもご紹介したかったのですが、そちらまで手が回らず、残念です。
もちろん、生菓子だけではなく、焼き菓子、ジャム、と、紅茶グマのお菓子を沢山取りそろえてお待ちしておりますので、どうぞ、皆さま、新大久保までお出かけ下さい。
お待ちしております!
秋の紅茶グマまつり 11月24日(金)、25日(土)、26日(日)
12:00〜19:00
トロワ・スールtrois soeurs
trois soeurs トロワ・スール。
三姉妹、という意味ですが、どうして、三姉妹なのか、というと、このお菓子の構造をよくご覧になってください。
一番上が、青リンゴのムース。
真ん中が、リンゴのソテー。
そして、その下が、リンゴのコンポートを使い、カルヴァドスとリンゴのコンポットを入れたほんのりピンクのムース。
まさに、リンゴづくし。
リンゴを3通りの方法で味わっていただけるというわけです。
だんご三兄弟、という歌がありましたが、これは、リンゴ三姉妹。
末っ子(?)の青リンゴの、さわやかやかな酸っぱさがまず口の中に広がり、そして、次女のソテー、そして、最後に、長女のカルヴァドスとコンポットのムースが、次々と集まってきて、三姉妹勢ぞろい、ということになります。
もちろん、どれを、長女とするか、次女とするか、というのは、食べていただいてから、ご判断ください。
実はシェフ、このケーキは「まつり」に出さないつもりだったようなのです。
どうもパンチに欠ける。というのが大きな理由のようだったのですが、みんなで試食してみて、すっと入って溶けていく口当たり、なかなかのさわやかさに、「せっかくだから出そうよ!」と言うことになり、シェフも最初は、「やだよこれは、ダメだってば〜」と、抵抗していましたが、忙しさもあってか、さすがに弱ってきているようで、最後には「じゃ、出せばいいじゃん!」と、半ば捨て鉢気味に承諾しました。
キャラメルとリンゴのジャム、リンゴのオペラ、ショッソン・ポンム、そして、この、トロワ・スール。
「まつり」では、秋らしいリンゴの味わいを、どうぞお楽しみ下さい。
ヌガー・オ・ショコラnougat au chocolat
ヌガー、おなじみのお菓子だと思います。
ヌガーは、もともと、ギリシャから、マルセイユ経由でプロヴァンス地方全体に伝わり、拡がったものと考えられています。1700年頃の記述では、nux gatum(ラテン語で、クルミのお菓子)などと書かれているそうで、この、nuxが、nougat の語源だと言われています。クルミのお菓子、つまり、gateau aux noix ですね。
ローヌ河沿いの街・モンテリマールは、17世紀後半から今に至るまで、ヌガーの代名詞的存在です。
「ヌガー・オ・ショコラ」、もちろん、ヌガー風味のお菓子です。
リンデンの蜂蜜を混ぜ込んだヌガー風味のバヴァロワに、ピスタチオ、アーモンド、ヘーゼルナッツ、3種類のナッツを沢山入れて、チョコレートのムースの上に重ねました。そして、マカロン生地を土台にして受け止めます。
口の中いっぱいに広がる蜂蜜ヌガーの香り。それを追いかけるようなミルクチョコレートの味わい。一瞬、「ん?」と、声を上げて、しばし沈黙。そしてそのあと、みんなで顔を見合わせて「うんうん、ヌガーだ、ヌガーだ。」と、うなずきあいました。
よく、層になっているお菓子を、各パーツに分けて食べていかれる方がいらっしゃいます。が、それは少しにして、この3層全部を一緒に召し上がっていただきたいものです。
全部が一緒になってはじめて、このヌガーのババロワの味が生きてくるのですから。
おなじみのヌガー。そのヴァリエーションをどうぞお楽しみください。
いつも、ブログをお読みいただき、どうもありがとうございます。
気がつくと、「まつり」まで、あと1週間と迫っております。
延期があったので、ずいぶんとご迷惑もおかけしたことと思いますが、現在、スタッフ一同、「まつり」当日へ向けて、日々、お菓子作りに励んでおりますので、どうぞ、足をお運びくださいませ。
秋の紅茶グマまつり
11月24日(金)、25日(土)、26日(日)
12:00〜19:00当日は、お菓子(生菓子、焼き菓子、ジャムなど)の販売はもちろん、2テーブルだけですが、イートイン・スペースもご用意してございますので、そちらも、どうぞご利用ください。
紅茶グマ、この5月に移転しております。
移転、といっても、旧グマより、徒歩1分程度です。
地図は、
こちらをご参照下さい。
最寄駅は、JR新大久保駅より徒歩6分、あるいは、JR大久保駅より徒歩10分。
または、大江戸線東新宿駅より徒歩6分、となっております。
西武線新宿駅で降りられても、北口から、徒歩15分程度です。
今回の「まつり」は、もちろんのこと、季節ごとの通販や教室のご案内なども、メルマガ「
紅茶グマだより」で、いちはやくお届けしておりますので、よろしかったら、そちらも、ご購読くださいませ。ご登録、ご解約、ともに無料です。
どうぞよろしくお願いいたします。
「まつり」も目前に迫っているので、今年のボジョレー・ヌーヴォーはおあずけ。そう思って諦めていたら、生徒さんが、差し入れてくれました。
夜、仕事が終わって、スタッフと、ボトルを開けました。
何故か、椅子に座らず、厨房の作業台の上に散乱するパイやテリーヌ、そして、これも生徒さんからいただいたオリーブなどを肴に、いつかしら、場末の立ち呑みの居酒屋さんみたいな状況に。
ボジョレー・ヌーヴォーを飲むシチュエーション。
いろいろあると思いますが、もともと、安ワインです、パリでも、場末のカフェやビストロで、わいわいと開けるのが、真っ当なやり方だと思うのです。今年収穫したばかりの葡萄、それをその年に飲んでしまおうというわけですから、熟成なんてものは求めても意味がありません。
私も、この季節になると、「あれ、つい最近飲んだばかりの気がするけど、また、ボジョレー・ヌーヴォーか。仕方がない。飲むか。」と言い訳をしながら飲むことにしています。
ワイングラスなんて必要なし。
かしこまって飲むワインではありません。古臭いカフェで、コップで飲んだりするほうが、ボジョレー・ヌーヴォーには合っています。何しろ、数十年の歴史しかないものだし、あくまでも、「縁起物」。今年も、葡萄を収穫できました、神様、ありがとう、というくらいの気持ちで飲む、というのが正しいのではないでしょうか。
「今年のボジョレー・ヌーヴォーは・・・」とか薀蓄をかたむけてみても、さて、去年の味なんて憶えているものだろうか、と、思ってしまいます。一杯飲んだら、あとは、同じです。何はともあれ、まあ、飲もうや、というわけです。
「ぎゃははは!」
目前に迫った「まつり」の仕込みから逃避しているのか、厨房に、バカバカしい笑い声が響きます。つかの間の休息。
十数年前、フランスに渡って数ヶ月後の秋。
私は、ようやく安いアパルトマンを見つけ、大家さんに会いに行き、契約を済ませました。16区、セーヌ河まで徒歩1分という、ものすごく高級な場所にもかかわらず、光の射さないこのアパルトマンは、驚くほどの格安物件でした。
契約を終えて外に出ると、もうすっかり暗くなっていました。メトロの駅に向かう途中で「ニコラ」というチェーンのワインショップを見つけたので、中に入ると、ちょうどその日は、ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日、数種類のボジョレー・ヌーヴォーと、ボジョレー以外のヌーヴォーも並んでいました。無事に契約を済ませた記念にかどうか、私は、一番安いボジョレー・ヌーヴォーを一本買い求め、宿に戻ったのでした。安いといっても、一本100円程度のワインばかり飲んでいた私にしてみれば、ちょっとだけ奮発したものとなったことは言うまでもありません。
実は、それが、生まれて初めて飲んだボジョレー・ヌーヴォー。
もちろん、味など憶えていません。
スコーンscone
誰が呼んだか、「みどスコ」。
紅茶グマのスコーンは、いつの間にか、そんな名前がついていました。
シェフ、かとうみどりのスコーンだから、みどスコ。
スコーン、もちろん、フランス菓子ではありません。
イギリスの、ティータイムのお菓子です。もともとは、スコットランドの街の名前だったらしいのですが、日本でも、すっかり定着したお菓子です。
フランス菓子の店、とは言いながら、「紅茶グマ」ということで、紅茶を出すことになり、スコーンを作ってみたところ、これが、予想以上の評判をいただき、ちょっとびっくりしてしまいました。
もちろん、教室のメニューにもなりました。夏休みに、スコーンだけの特別講習会を開いたこともあります。
紅茶グマのスコーンの特徴は、その、背の高さです。
むくむくっと、伸び上がるように焼き上がっているので、その分、さくさく、ほろほろ、の食感を楽しんでいただけます。元気に伸び上がりすぎて、それぞれのスコーンが、思い思いの形になっているところも、愛着がわいてしまう点です。元気が一番、という感じでしょうか。
今回の「まつり」には、いつもの、プレーンのスコーンとレーズンスコーン、そして、チーズのスコーンもご用意いたします。
是非、紅茶グマのジャムと一緒に召し上がって下さい。

新大久保駅から、紅茶グマに向かって大久保通りを歩いてくると、左側に「
北京亭」という中華料理屋さんがあります。
創業1953年、という話ですから、すでに50年以上も続いているわけですが、もしかしたら、すべてがその当時のままなのではないか、と、思わせてくれるようなお店です。中に入ると、まるで時が止まったような気がします。旅に出る前の寅さんが、列車待ちで時間をつぶしている、上野駅あたりにでもありそうな店でもあります。
赤を基調とした内装は、昭和レトロ、というのでしょうか。
ぐるぐると回すレバーのついたレジ、各テーブルに置かれた占いの販売機、厨房へと入る扉の磨りガラスには、「調理室」と書かれています。
料理も、もちろん、昭和レトロ。正統派の中華料理、いや、和製中華料理。ああ、昔は、こういうものを、近所の中華料理屋で食べていたよなあ、と懐かしくなる味です。チャーシューメン、ワンタンメン、中華丼・・・、私は、いつも、五目かた焼きそばを注文することにしています。もちろん、たっぷりの芥子がついてきます。
「また・・・?」
と、突っ込まれることはわかっているのですが、いいじゃないですか、こういう店では、珍しいものは食べずに、ひたすら、同じものを食べ続けるべきでしょう。
それも、お休みの日の昼下がり、ぶらっと、この店に入るのが好ましい状況です。
昼下がりというのに、地元のお客さんが結構入っていて、揚げワンタンなどを肴に瓶ビールをちびちびと飲みながら、何を話すでもなく、スポーツ新聞や漫画雑誌を片手に、テレビの野球中継なんかを眺めている、そんな、ゆる〜い光景をこよなく愛する私です。ほとんどしゃべらない、店のおじさんの存在も、とても好ましいと思います。
佐野史郎、戸川純、そして、ルビー・モレノが出演した映画「あふれる熱い涙」(田代廣孝監督、1991年)では、ルビー・モレノが働く店として、「北京亭」が登場します。
60年代には、さぶちゃんこと北島三郎もこの店に通ったという話があります。
さぶちゃんは、一時期、大久保に住んでいて、実は、私、さぶちゃんの息子さんと遊び友達だったのです。もっとも、そのことはほとんど覚えていませんが・・・。
国際都市・新大久保の一角には、こんな、昭和レトロの店もあるのです。
店の中から外の通りを眺めてみると、また、不思議な風景を堪能できるかもしれません。
もっとも、時空を超えたその不思議さ、ごった煮加減が、この街の魅力でもあります。
DATA 北京亭 東京都新宿区大久保2-32-2